インタビュー|船橋市本中山の内科、循環器内科、呼吸器内科 本中山クリニック

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生活習慣を変えることが難しいという患者さまの目線にも合わせて診療しています。

祖父の話と好きな漫画に影響を受け医師になりました。前院長から受け継いだ漢方治療も取り入れ、患者さまの目線に立ち、治療に前向きになれるよう工夫して診療をおこないます。また、待ち時間が短くなるように努めています。

院長が医師を志したきっかけを教えてください。

母方の祖父の姉がとても優秀で働き者だったと、祖父がよく話していました。祖父の姉は、東京女子医学専門学校、現在の東京女子医科大学に入学が決まっていたのですが、若くして病気で亡くなってしまったという話です。子どもの頃からこの話を繰り返し聞いており、いつの間にか自分は医師になると決めていました。

小学校高学年の頃に手塚治虫の「ブラック・ジャック」が流行しており、夢中になって読んでいたことも影響していると思います。当時出ていた単行本はすべてそろえていましたし、連載している雑誌を古本屋で買って読んだりもしていました。「ブラック・ジャック」が好きで、いつかそうなりたいと思っていたことも医師を目指したきっかけです。

内科、消化器、肝臓を専門とされたのはどのような理由からでしょうか。

「ブラック・ジャック」に憧れていましたが、外科ではなく内科を目指しました。高校3年生のときに父がすい臓がんで亡くなったため、すい臓がんをはじめとする消化器系のがんを治療できる専門医の資格を取ろうと思い、卒業と同時にその道を進んでいます。

初診の方の診療では、どのようなことを心掛けていますか。

患者さま全員というわけではありませんが、現代の食生活や、車や電車など移動手段が発達したことが運動不足を招き、生活習慣病になる一因となっています。生活習慣の改善は難しいですが、このような生活は健康寿命を短くさせてしまう要因にもなります。健康寿命が短くなると本人はもちろん家族の方も大変な思いをされるかもしれません。

生活習慣病に限っていえば自覚症状が少なく、治療に前向きになっていただくことが難しいです。先ほど説明したような健康寿命のことなどをお話しさせていただき、治療をおこなうことへの動機を患者さま自身に理解していただけるように工夫しています。

以前の院長から引き継がれてることはありますか。

前院長とは大学の研究室が一緒のうえ、内科・消化器・肝臓の病気と専門にしているものも同じでした。ですから、前院長からの引き継ぎで頭を悩ませたのは漢方治療くらいだと思います。漢方を目当てにいらっしゃる患者さまもいますので、前院長がされていた医療を、そのまま提供できるよう努力しています。

今後新しく取り入れていきたいことを教えてください。

待ち時間が少しでも短くなるように、インフルエンザの流行期には先に検査をおこない、混み具合を考慮して診療にあたっています。しかし、患者さまをお待たせすることもあるので、予約システムを取り入れた方がよいのか検討しています。90歳以上の患者さまもいらっしゃるので対応していただけるか不安ではあるので、しっかりと考えていきたいです。

先生は健康上、どのようなことに気をつけていますか。

外食を控えて軽めの食事内容にしています。昼食は妻が作ってくれた弁当を持参していますが、味付けや栄養バランスの面からも健康に配慮されていると思います。食事量は昼食が多く、夕食はみなさまがびっくりなさるほど軽めに済ませています。野菜を多めにし、食べ過ぎず、高カロリーにならないように工夫しています。

通勤は電車ですが、普段の生活ではなるべく車を使わないようにしています。駅ではエスカレーターを使わず階段を利用しています。クリニックにいるときは座りっぱなしになってしまうので、患者さまをお呼びするときは立ち上がってお呼びするようにしています。